鳥取県の名湯・三朝温泉(みささおんせん)は、千年の歴史を持つ温泉街として知られ、今も昔ながらの風情を色濃く残しています。
温泉街のあちこちには、観光の合間に立ち寄れる無料の足湯や、宿泊・日帰り入浴施設で楽しめる足湯付きの温浴スポットなど、さまざまなスタイルの足湯があります。
この記事では、三朝温泉で気軽に楽しめる足湯スポットを7つご紹介。
無料・24時間・日帰り利用可のスポットもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
三朝温泉とは?歴史や効果を解説

鳥取県の山あいに広がる三朝温泉(みささおんせん)は、世界でも珍しい“高ラドン泉”として知られる名湯です。
平安時代に発見されたと伝わり、「三たび朝を迎えるころには元気になる」という言い伝えがその名の由来になっています。
お湯に含まれるラドンは、細胞を活性化して免疫力や自然治癒力を高める“ホルミシス効果”をもたらすといわれ、疲労回復や美肌、ストレス緩和などの効能が期待できます。
湯に浸かるだけでなく、飲む・吸う・歩くといった形でも楽しめるのが三朝温泉の魅力。
街の中心には気軽に立ち寄れる足湯や河原風呂も多く、訪れる人々の心と体をやさしく癒してくれます。
三朝温泉の歴史や効能について、さらに深く知りたい方はこちらの記事をご覧ください▼

【7選】三朝温泉で足湯を楽しめるスポット【無料・24時間営業あり】
ここからは、三朝温泉で足湯を楽しめるスポットを7つご紹介します!
三朝温泉×足湯スポットの立地はこちら
依山楼 岩崎
洞窟風呂へと続く足湯を歩いて健康に
大浴場は「左の湯」と「右の湯」に分かれていて、男女の割り当てが毎日入れ替わります。「左の湯」には国宝・三徳山投入堂を模した「投入堂洞窟風呂」がありますが、投入洞窟風呂へと続く廊下(歩行湯)が足湯になっています。歩くと底に敷き詰められた丸い石が、足裏を程よく刺激して血行を促進します。「右の湯」は往年の湯治気分をゆっくりと堪能できるレトロな雰囲気で「癒し」がテーマになっています。
| 施設名 | 依山楼 岩崎 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町三朝365-1 |
| アクセス | 泊・東郷ICより車で約30分 |
| 駐車場 | あり |
| 料金目安 | 日帰り大人1500円 |
| 泉質・効能 | ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉、ラジウム泉 気管支炎、肺気腫、慢性気管支炎、関節リュウマチ、変化性関節症、肩凝り、腹痛、神経痛、 高血圧、糖尿病、痛風、慢性消化器病、肝臓疾患、胆道疾患、冷え性、婦人病、アトピー性皮膚炎、 美肌効果、疲労回復、ストレス解消 |
| 定休日 | なし |
| 営業時間 | 毎日 5:00〜10:00、11:00〜翌2:00 |
| 区分 | 男湯/女湯あり |
三朝温泉 三朝館
千坪の庭園に囲まれた温泉と足湯
三朝館は敷地内に源泉を持っており、三朝随一の湯量を誇り千坪の庭園に溢れる温泉は全て自家源泉の天然温泉です。大浴場は日帰り入浴可で「庭の湯」と「滝の湯」に分かれていて、朝と晩で男湯と女湯が入れ替わります。足湯は大浴場の入口付近にあり、「かわせみの湯」となっています。縁側に腰かけて入るスタイルで、お風呂上りに涼みながらのんびりと足を湯に浸してゆっくりでいます。他にも、「庭の湯」では女性限定で約200輪のバラが浮かぶ「ばら妃乃湯」も楽しめます。
| 施設名 | 三朝温泉 三朝館 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町山田174 |
| アクセス | 泊・東郷ICより車で約30分 |
| 駐車場 | あり |
| 料金目安 | 日帰り大人1000円 |
| 泉質・効能 | 含放射能 / ナトリウム・塩化物泉 リウマチ性疾患、痛風、高血圧症、動脈硬化症、糖尿病、消化器系疾患、 胆肝道疾患、喘息など |
| 定休日 | – |
| 営業時間 | 日帰り 11:00〜21:00 |
| 区分 | 男湯/女湯あり |
大江戸温泉物語Premium 斉木別館
足が濡れないセラミック足湯が楽しめる
広い庭園を眺めながら三朝のラジウム温泉が堪能できる大江戸温泉物語Premium 斉木別館。日帰り入浴も可能です。貸切風呂もあり、利用日当日の受付で入れます。足湯はロビーにあり、「セラミック足湯」となっていて、敷き詰められた温かいセラミックボールに足を埋めることができます。足が濡れないので気軽にさっと楽しめて、マッサージのような気持ち良さも感じられます。
| 施設名 | 大江戸温泉物語Premium 斉木別館 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町山田70 |
| アクセス | 湯原ICより車で約45分 |
| 駐車場 | あり(約100台) |
| 料金目安 | 日帰り大人900円~ |
| 泉質・効能 | 含弱放射能ーナトリウムー塩化物泉(低張性・中性・高温泉) きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、高尿酸結晶(痛風)、関節リウマチ、 強直性脊椎炎など |
| 定休日 | なし |
| 営業時間 | 毎日 24時間営業(内サウナ休止 00:00〜6:00、11:00〜15:00) |
| 区分 | 男湯/女湯あり |
足湯「河原の湯」※無料
三朝橋たもとの公衆露天風呂と足湯
「河原風呂」は三徳川にかかる三朝橋のたもとにあり、無料で入れる公衆浴場です。自然に近い形の混浴露天風呂で、24時間誰でも自由に入浴できます。水着の着用は禁止のため、バスタオルを持参する必要があります。昼間は三朝橋から温泉が全部見えてしまうので、初めての方はすこしびっくりするかもしれません。足湯も併設されていて、ラジウム温泉をさっと気軽に楽しみたい人や、混浴の露天風呂に抵抗のあるという人におすすめです。
| 施設名 | 足湯「河原の湯」 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町三朝903-1 |
| アクセス | – |
| 駐車場 | – |
| 料金目安 | 無料 |
| 泉質・効能 | ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉 |
| 定休日 | なし |
| 営業時間 | 通年24時間営業(原則奇数日は清掃のため7時頃から午前中は入浴不可) |
| 区分 | 混浴 |
公衆浴場・足湯・飲泉場「株湯」
地元の人に愛されている三朝温泉の起源の湯
三朝温泉にある公衆同浴場の一つ。木の根元から湯が沸いていたとされることからこの名前が付けられていますが、株湯は三朝温泉の起源でもあるので、「元湯」とも呼ばれています。温泉街の中心部からは少し離れているので地元の方が多く、観光客はあまり来ない穴場です。温泉は営業時間があり有料ですが、併設されている足湯と飲泉は24時間使用可能で無料です。
| 施設名 | 公衆浴場・足湯・飲泉場「株湯」 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町三朝634-1 |
| アクセス | – |
| 駐車場 | – |
| 料金目安 | 温泉 大人400円 足湯 無料 |
| 泉質・効能 | 単純放射能泉 |
| 定休日 | – |
| 営業時間 | 温泉 8:00~21:45 足湯 24時間 |
| 区分 | 男湯/女湯あり |
足湯・飲泉場「薬師の湯」※無料
観光案内所すぐそばの無料足湯・飲泉場
三朝観光案内所から歩いてすぐのところにある足湯です。温泉の薬効がお祈りしてある温泉街の神様「お薬師さん」が祀られている広場にあり、健康祈願に訪れる人もたくさんいます。足湯は誰でも無料で利用でき、飲泉場もあります。温泉に入らずに足湯や飲泉でも、新陳代謝や免疫力、自然治癒力を活性化する効果が期待できるそうです。
| 施設名 | 足湯・飲泉場「薬師の湯」 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町三朝933 |
| アクセス | – |
| 駐車場 | – |
| 料金目安 | 無料 |
| 泉質・効能 | ナトリウム-炭酸水素塩-塩化物・硫酸塩泉 |
| 定休日 | – |
| 営業時間 | 9:00~22:00 |
| 区分 | 混浴 |
足湯「かじかの湯」※無料
かじか橋の上にある無料の足湯スポット
三朝橋の下流にある、かじか橋の中央に設置された足湯です。 冬季の12月下旬~3月中旬までは閉鎖されるので、注意してくださいね。橋の上にあるので川の景色がよく見え、夏にはかじか蛙の鳴き声が聞こえたり、ホタルの飛ぶ光景が見えたりします。温泉街の散策の途中でちょっと一休みしたい時におすすめです。
| 施設名 | 足湯「かじかの湯」 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町山田163 |
| アクセス | – |
| 駐車場 | – |
| 料金目安 | 無料 |
| 泉質・効能 | – |
| 定休日 | – |
| 営業時間 | – |
| 区分 | 混浴 |
三朝温泉には、旅の途中で気軽に利用できる足湯から、温泉施設の中でゆったり楽しめる足湯まで、幅広いスタイルがあります。
どのスポットでも、ラドンを含む源泉の湯が血行を促進し、疲れを癒してくれるのが魅力。
観光の休憩に立ち寄るのも、温浴施設での入浴前後に利用するのもおすすめです。
ぜひご紹介したスポットを訪れて、三朝のやさしい温泉文化を体感してみてください!
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